記事が10本、20本とたまってきた頃。ふと、こう思いませんか。
「前に書いた記事、そのままでいいのかな」
調べてみると「リライトが大事」と出てくる。でも、どの記事を直せばいいのか、何を直せばいいのか、いつやればいいのか。肝心なところが、いまいちハッキリしない。
この記事では、その3つに順番に答えていきます。リライトは、新しく記事を書くよりずっとラクで、しかも効果が出やすい作業です。難しく考える必要はありません。
最後には、今日そのまま試せる手順もまとめました。
リライトって、そもそも何をすること?

リライトとは、すでに公開した記事に手を入れて、もっと読まれるようにすることです。書き直しというより、手直しに近いイメージ。
なぜこれが効くのか。理由はシンプルで、すでにある記事のほうが、ゼロから書くより育てやすいからです。
新しい記事は、Googleに認識されて評価が定まるまでに数ヶ月かかります。でも既存の記事は、もうその段階を通過している。あと少しの手直しで順位が上がることも珍しくありません。
例えるなら、種をまき直すより、すでに芽が出ている苗に水をやるほうが早いということです。
いつリライトすればいい?
まず時期の話から。ここは目安がはっきりしています。
記事を公開してから、3ヶ月以上たってから。
これより早い時期はおすすめしません。公開直後の記事は、Googleがまだ評価を決めかねている状態だからです。順位が上下するのも普通のこと。そこで慌てて手を入れても、判断材料がないまま闇雲に直すことになります。
1ヶ月で順位が低くても、焦らなくて大丈夫。3ヶ月くらいかけて、じわじわ順位が決まっていくと思っておいてください。
もうひとつ大事な前提があります。記事数がまだ少ないうちは、リライトより新しい記事を書くほうが優先です。ブログ全体の情報量が足りていないと、個別の記事をいくら磨いても限界があります。目安として10本、20本と書きためてから、リライトを考え始めるくらいでちょうどいいです。
どの記事を直せばいい?
次に、対象の選び方。ここが一番大事なところです。
結論から言うと、「あと少しで上位に届きそうな記事」から手をつけます。
検索結果でいうと、だいたい2ページ目あたりにいる記事。順位でいえば11位〜30位くらいです。
なぜここを狙うのか。検索結果の2ページ目は、ほとんど見られません。ほぼ全員が1ページ目で用を済ませます。つまり2ページ目にいる記事は、あと数段上がるだけでアクセスが一気に変わるんです。
逆に、避けたほうがいい記事もあります。
すでに上位(1〜5位あたり)にいる記事は、触らないほうが無難です。うまくいっているものを変えると、順位が下がるリスクのほうが大きい。「せっかく1位だったのに、直したら落ちた」というのは、リライトでよくある失敗です。
また、順位が50位、100位と大きく離れている記事も後回しでいいです。少し直したくらいでは届かないので、労力に見合いません。
自分の記事の順位を知る方法
「そもそも自分の記事が何位かなんて分からない」——そうですよね。ここで使うのがGoogle Search Console(サーチコンソール)です。
これはGoogleが無料で提供している、自分のサイトの成績表みたいなツール。まだ登録していなければ、この機会にぜひ入れておいてください。無料です。
ただ、開いてみると数字がたくさん並んでいて、初心者は面食らいます。なので、最初は2つの数字だけ見れば十分です。
① 平均掲載順位
その記事が検索結果で平均何位に出ているか。これが11〜30位なら、リライトの狙い目です。
② 表示回数
検索結果に何回表示されたか。この数が多いほど、上位に上がったときのアクセス増が大きくなります。
この2つを見て、「表示回数がそこそこあるのに、順位が11〜30位の記事」を探してください。それが最優先のリライト候補です。
何を直せばいい?症状別の対処法

対象が決まったら、次は中身です。ここも「とりあえず書き足す」ではなく、症状に合わせて直すのがコツ。3つのパターンに分けて説明します。
症状1:順位は悪くないのに、クリックされない
順位が5〜10位くらいなのに、あまり読まれていない。この場合、記事の中身ではなく「見た目の問題」です。
検索結果に出ているのは、タイトルと、その下の短い説明文だけ。ここで「自分向けじゃないな」と思われたら、どんなに中身が良くてもクリックされません。
直すのはこの2つ。タイトルを、思わず押したくなるものに変える。そして説明文(メタディスクリプション)で、記事を読むと何が分かるかを伝える。
タイトルには、狙っているキーワードの言葉をそのまま入れておくのも忘れずに。
症状2:順位が11〜30位で止まっている
いちばん多いパターン。この場合は、中身が読者の求めているものと少しズレている可能性が高いです。
やることはシンプルで、自分が狙っているキーワードで実際に検索して、1〜3位の記事を読んでみること。
そして比べます。上位の記事に書いてあって、自分の記事に書いていないことは何か。逆に、自分の記事にあって上位にないものは、もしかしたら不要かもしれません。
ここで大事なのは、上位記事のマネをするのではなく、「読者が求めていること」を確認するという姿勢です。上位にあるということは、Googleが「これが答えだ」と判断しているということ。そこから逆算して、自分の記事に足りないものを補います。
そのうえで、自分にしか書けない体験や具体例を足す。ここが上位記事との差になります。
症状3:そもそも表示すらされない
表示回数がほとんどゼロ。この場合、記事の質以前にキーワードの選び方に問題があることが多いです。
そのキーワードで検索する人がそもそも少ないか、あるいは強すぎる相手が並んでいて土俵にすら上がれていないか。
この場合は小手先の修正では変わらないので、狙うキーワードを変えて書き直すほうが早いです。キーワードの選び方については、別の記事で詳しく書いています。
やってはいけないリライト
効果が出ないどころか、逆効果になるパターンもあります。3つだけ挙げておきます。
キーワードを詰め込む
「上位に出したいから」と同じ言葉を不自然に繰り返すのは逆効果です。読みにくくなるうえ、Googleからの評価も下がります。
とりあえず文字数を増やす
長ければいいわけではありません。関係のない話を足すと、かえって「何の記事か分からない」状態になります。
上位にいる記事をいじる
繰り返しになりますが、うまくいっている記事は触らない。どうしても直したいなら、一部分だけにとどめて、順位の変化を見守りましょう。
効果はいつ出る?
リライトしたら、すぐ順位が上がる——とはいきません。
Googleが変更に気づいて、評価をやり直すまでに時間がかかります。数週間から1〜2ヶ月くらいは、様子を見るつもりでいてください。
大事なのは、直した日をメモしておくこと。いつ何を直したか記録しておかないと、順位が変わったときに「何が効いたのか」が分かりません。簡単なメモで十分です。
今日からできる手順
ここまでの話を、そのまま実行できる形にまとめます。
ステップ1:Search Consoleを開く
登録がまだなら、まず登録から。データが集まるまで数日かかるので、今日登録しておくと後がラクです。
ステップ2:公開から3ヶ月以上たった記事を探す
まだ3ヶ月たっていない記事は、対象外。もう少し待ちましょう。
ステップ3:「表示回数はあるのに、順位が11〜30位」の記事を1本選ぶ
最初から何本もやろうとしないこと。1本で試して、感覚をつかむのが先です。
ステップ4:症状を見分ける
クリックされていないのか、順位が伸びないのか、そもそも表示されていないのか。上の3つの症状から、当てはまるものを選びます。
ステップ5:症状に合わせて直し、日付をメモする
タイトルを変えるのか、中身を足すのか、キーワードごと変えるのか。直したら、日付と直した内容をメモしておきます。
ステップ6:1〜2ヶ月、様子を見る
その間に、また新しい記事を書きましょう。結果が出るまでの時間は、次の準備に使うのが効率的です。
まとめ:全部を直そうとしないこと
リライトで一番やってはいけないのは、全部の記事を直そうとして、疲れてしまうことです。
効果が大きいのは、あと少しで上位に届きそうな記事。そこに絞って、1本ずつ手を入れる。それだけで、ブログ全体のアクセスは変わってきます。
そして忘れないでほしいのは、リライトできる記事があるということは、それだけ書いてきたということ。過去の自分が書いた記事は、これから育てられる資産です。
まずは1本、選ぶところから始めてみてください。



