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WordPressテーマは無料と有料どっちがいい?10年使って分かったこと

WordPressでブログを始めようとすると、必ずぶつかるのがこれ。

「テーマ、どれにすればいいの?」

調べてみると「有料テーマがおすすめ」という記事がずらっと出てきます。中には「無料テーマだと稼げません」と書いてあるものまである。

でも、1万円以上するものも多くて、始める前からそんなにお金をかけていいのか迷いますよね。

WordPressを10年以上使ってきた立場から、正直なところを書きます。

収益化という点でいえば、無料でも有料でも、そこまで関係ありません。

もう少し正確に言うと、有料テーマは「時間をお金で買う」ものです。それ以上でも以下でもない。この記事では、そのあたりを具体的に説明していきます。

そもそもテーマって何?

まずは言葉の意味から、さらっと押さえておきましょう。

WordPressのテーマとは、サイトの「着せ替え」のようなものです。同じ記事を書いていても、テーマを変えると見た目がガラッと変わる。

そして見た目だけでなく、機能もついてきます

目次が自動で出る、記事の下に関連記事が並ぶ、装飾されたボックスが簡単に作れる。

こうした機能がテーマに含まれていることも多いんですね。

WordPressには最初からいくつかテーマが入っていますし、公式サイトには無料テーマが何千個も公開されています。さらに、数千円〜2万円くらいで売られている有料テーマもたくさんある。

だから迷うわけです。

有料テーマは何にお金を払っているのか

ここが、たぶん一番の誤解ポイント。

有料テーマを買うと、何が手に入るのか。

答えは「最初から整っている状態」

無料テーマでも、時間をかければ似たようなサイトは作れます。デザインを自分で調整して、足りない機能はプラグイン(機能を追加する部品のようなもの)で補えばいい。

でもそれには、調べる時間、試す時間、うまくいかなくて悩む時間がかかります。

有料テーマは、その時間をお金で省いているわけです。

言い換えると、有料テーマを買うのは、家具付きの部屋を借りるようなもの

自分で家具を揃えれば安く済むけれど、選んで買って運び込む手間がかかる。最初から揃っている部屋は少し高いけれど、その日から暮らせます。

どちらが正しいという話ではなく、お金を払うか、時間を払うかの違いです。

「有料テーマだと稼げる」は本当か

はっきり書きます。有料テーマを使ったからといって、必ず稼げるわけではありません。

収益化に一番効くのは、テーマではなく記事の内容。読者が求めていることに、ちゃんと答えられているか。それに尽きます。

実際、無料テーマで運営しながら、しっかり収益を出している人はいます。逆に、高価な有料テーマを買ったのに更新が止まってしまった人も、たくさん見てきました。

もちろん、有料テーマにメリットがないわけではありません。

読みやすいデザイン、速い表示、使いやすい編集機能。これらは読者の満足度につながり、間接的には成果にも影響します。

ただそれは「あれば有利」という程度で、「なければ勝てない」というものではない。ここは冷静に見ておいたほうがいいと思います。

ただし、有料テーマには意外な効果がある

ここでひとつ、身も蓋もない話を。

有料テーマを買うと、「元を取ろう」という気持ちが働きます。

1万5千円払ったなら、その分は取り返したい。そう思うと、自然と手が動く。この心理的な効果、実はバカにできないんです。

ブログで一番むずかしいのは、続けること

無料で始めると、やめるのも簡単。でもお金を払っていると、簡単にはやめられない。

これを「もったいないから続ける」と考えるとネガティブに聞こえますが、自分にプレッシャーをかけるための投資と考えれば、十分アリな選択だと思います。

もちろん、逆もあります。お金を払ったのに続かなかったときのダメージも大きい。そこは自分の性格と相談してください。

無料テーマを選ぶなら、覚悟しておくこと

無料テーマを選ぶこと自体は、まったく問題なし。ただ、知っておいたほうがいいことはあります。

① 自分で調べる時間が必要
デザインを整えたい、この機能が欲しい。そのたびに調べて、試して、直す。これが積み重なると、それなりの時間に。

② プラグインが増えがち
足りない機能をプラグインで補うことになるので、数が増えやすい。プラグインが多いと、表示が遅くなったり、相性の問題で不具合が出たりすることもあります。

③ 情報が少ないテーマもある
有名な無料テーマなら解説記事もたくさんありますが、マイナーなものだと自力で解決する場面が増えます。

逆に言えば、調べるのが苦にならない人、むしろ仕組みを知りたい人には、無料テーマのほうが向いています。自分でいじった経験は、そのまま知識として残りますから。

結局、どう決めればいいのか

10年以上いろんなテーマを触ってきて思うのは、判断基準は「どこまで本気か」に尽きるということです。

たとえば、こんな考え方ができます。

収益化を本気で狙っていて、時間を節約したい
→ 有料テーマは合理的な選択。時間をお金で買って、記事を書くことに集中できます。

まず続くかどうか試したい
→ 無料テーマで始めて問題なし。続きそうだと分かってから、有料に切り替えても遅くありません。

デザインが気に入ったから、それで気分よく書きたい
→ それも立派な理由です。収益を狙わず、好きなテーマでのんびり日記を書く。自分が満足するなら、それがいちばんいい。

お金をかけずに、自分で調べながら作り上げたい
→ これも全然アリ。無料テーマと無料プラグインで、しっかり成果を出している人はいます。

つまり、どちらが正解ということはありません。自分がブログに何を求めているか。そこから逆算して決めるのがいいと思います。

テーマを選ぶときに見るべきポイント

有料・無料どちらを選ぶにせよ、これだけは確認しておきたい、というポイントを。

更新が続いているか
WordPress本体は定期的に更新されます。テーマの更新が何年も止まっていると、いずれ不具合が出たり、安全面で不安が出たりします。最終更新日は必ずチェックしておきましょう。

スマホでちゃんと見えるか
今は読者の大半がスマホです。デモサイト(そのテーマで作られたサンプル)を、必ずスマホでも見てください。

表示が速いか
デモサイトを開いたとき、パッと表示されるか。もっさりするテーマは、読者にも敬遠されます。

日本語で使いやすいか
海外製のテーマは、日本語を入れると文字が詰まって読みにくくなることがあります。設定画面が英語のものも多いです。

情報が見つかるか
そのテーマ名で検索して、使い方の記事が出てくるか。困ったときに調べられるかどうかは、思っている以上に大事です。

おまけ:自分で作るという選択肢

最後に、ちょっと変わった選択肢の話も少しだけ。

最近は、テーマを自分で作るハードルが下がってきました。AIに聞きながらコードを書ける時代なので、以前ほど専門知識がなくても形にできます。

自分で作れば、必要な機能だけを入れられる。余計なものがないぶん軽くて速いし、何より思いどおりのデザインにできます。

ただし正直に言うと、WordPressの仕組みをある程度理解していないと大変です

テンプレートの構造、PHPの基本、テーマとプラグインの役割分担。このあたりが分からないまま始めると、かなり苦戦します。

なので、初心者がいきなり挑戦するのはおすすめしません。

ただ、「いつかは自分で作る」という選択肢が現実的になってきたのは事実です。

まずは既存のテーマを使いながら、仕組みに興味が出てきたら考えてみる、くらいがちょうどいいと思います。

まとめ:テーマ選びで消耗しないこと

テーマ選びは大事ですが、そこで何日も悩むのは、もったいないと思います。

なぜなら、テーマは後から変えられるから。記事さえ書きためていれば、テーマを変更しても記事は残ります。最初の選択に、人生を賭ける必要はありません。

それより大事なのは、とにかく書き始めること。テーマ選びに1週間かけるくらいなら、その時間で3記事書いたほうが、ブログは確実に前に進みます。

迷ったら、まずは評判のいい無料テーマで始めてみる。続けられそうだと分かって、時間を節約したくなったら有料を検討する。この順番なら、失敗してもダメージはありません。

大事なのはテーマではなく、その上に何を書くか。そこだけは忘れないでほしいなと思います。