WordPressでサイトを公開して、とりあえずGA4とサーチコンソールは入れてみた。
でも、しばらく経ってから管理画面を開いたら数字がゼロのまま——という話、けっこう聞きます。
実際、設定そのものは難しくありません。難しいのは、「ちゃんと動いているかどうか」を自分で判断することなんですよね。
計測タグを貼った気でいても、貼る場所を間違えていたり、二重に入っていたり。エラーが出るわけでもないので、気づかないまま数ヶ月が過ぎてしまう。
この記事では、GA4とサーチコンソールで最低限やっておくことを整理したうえで、設定が正しくできているかを自分で確かめる方法まで書いていきます。
手順のクリック位置は画面の更新でどんどん変わるので、そこよりも「何ができていればOKなのか」を分かってもらえたらと思います。
そもそも、この2つは何が違うのか

まずここを押さえておくと、あとの設定が腑に落ちます。ざっくり言うと、見ている場所が違うんです。
GA4(Googleアナリティクス)は、サイトに来たあとの動きを見るもの。何人来たか、どのページが読まれたか、どこから来たか、どれくらい滞在したか。
サーチコンソールは、来る前の話。Google検索でどんなキーワードで表示されて、何回クリックされたか。そして、記事がGoogleに認識されているかどうか。
「来る前」と「来たあと」。この境目で役割が分かれていると考えると分かりやすいです。
どちらか片方だけでも運営はできますが、両方あると「検索で表示されているのにクリックされていない」とか「クリックはされているのにすぐ離脱されている」といった、次にやるべきことが見えてきます。
そして地味に大事なのが、どちらも過去にさかのぼってデータを取れないこと。
設定した日からしかデータは貯まりません。半年後に「そういえば設定してなかった」と気づいても、その半年分は永遠に戻ってこない。だから、公開直後にやっておくのが一番いいんです。
GA4でやっておくこと
やることは、大きく3つです。
ひとつめが、アカウントとプロパティをつくること。
Googleアカウントでアナリティクスにログインして、案内に従って進めていけば作れます。ここで「データストリーム」としてサイトのURLを登録すると、測定ID(Gから始まる英数字)が発行されます。
この測定IDが、サイトとGA4をつなぐ鍵になります。
ふたつめが、その測定IDをWordPress側に設置すること。
方法はいくつかあって、テーマの設定欄に貼る、プラグインを使う、Googleタグマネージャー経由で入れる、あたりが一般的です。
使っているテーマに「アクセス解析」や「Google Analytics」といった入力欄があるなら、そこに測定IDを入れるのが一番シンプル。
SWELLやCocoonなど、日本製のテーマはたいてい用意されています。テーマにその欄がなければ、Google公式のプラグイン「Site Kit by Google」を使う手もあります。
コードを一行も書かずに設置できて、GA4とサーチコンソールの両方をまとめて連携できるのが便利なところ。
みっつめが、ちゃんと計測されているかの確認。
ここが抜けがちなんですが、実はここが一番大事です。確認方法は後述します。
サーチコンソールでやっておくこと
こちらも3つ。
まずサイトを登録して、所有権を確認する作業。
「このサイトは確かにあなたのものですね」とGoogleに証明するステップです。証明のしかたはいくつかありますが、初心者がつまずきやすいのはここだったりします。
登録のときに「ドメイン」と「URLプレフィックス」の2種類が出てきて、まずここで迷う人が多い。ざっくり言えば、ドメインのほうがhttpsもwwwもサブドメインもまとめて管理できるぶん便利ですが、証明にサーバーやドメイン側での操作(DNSの設定)が必要になります。
URLプレフィックスなら、サイトにHTMLタグを貼るだけで済むので手軽。どちらが正解ということはなくて、自分が操作できる環境に合わせて選べば大丈夫です。
次がXMLサイトマップの登録。
サイトマップというのは、サイト内にどんなページがあるかをまとめた地図のようなファイルです。
これを送っておくと、Googleが記事を見つけやすくなります。WordPressなら標準で生成されますし、SEO系のプラグインを入れていればそちらが出していることも。
どのURLが正しいのかは環境によって違うので、実際にブラウザで開いてみて、ページの一覧が表示されるものを登録します。
最後が、データが取れる状態になっているかの確認。こちらも後述します。
ついでにやっておきたい連携
GA4とサーチコンソールは、お互いをつなぐことができます。
連携しておくと、GA4の画面の中で検索キーワードのデータも見られるようになる。いちいち画面を行き来しなくて済むので、地味に便利です。
必須ではありませんが、設定するなら最初にまとめてやってしまったほうがラクですね。
ここからが本題:ちゃんと動いているかの確認

さて、ここまでは他のサイトにも書いてある話です。問題はここから。
設定作業を終えても、それが正しく機能しているかは別の話なんですよね。むしろ「やったつもり」で止まっているケースが本当に多い。順番に確認していきましょう。
GA4:自分のアクセスがリアルタイムに出るか
いちばん手っ取り早いのが、これです。
スマホなど別の端末で自分のサイトを開いて、GA4の「リアルタイム」の画面を見てみてください。数十秒以内に「1」という数字が表示されれば、計測はできています。
ここで何も出ないなら、測定IDが正しく設置されていないか、設置した場所が間違っている可能性が高い。設定画面に入力した気でいて、実は保存できていなかった、というのもよくある話です。
GA4:二重に計測されていないか
意外と多いのが、こっち。
テーマの設定欄に測定IDを入れて、そのあとプラグインでも同じ設定をしてしまう。すると同じアクセスが2回カウントされて、実際の倍近い数字が出ます。ぬか喜びしたあとに気づくと、けっこう切ないやつです。
リアルタイムで自分ひとりしか見ていないはずなのに「2」と出るようなら、これを疑ってください。どちらか片方を消せば直ります。
サーチコンソール:所有権が確認済みになっているか
サーチコンソールを開いて、エラーや警告が出ていないか見てみましょう。「所有権を確認できませんでした」という状態のまま放置されていると、当然データは貯まりません。
HTMLタグでの証明を選んだ場合、テーマを変更したタイミングでタグが消えてしまうことがあります。テーマを入れ替えた覚えがあるなら、一度確認しておくと安心です。
サーチコンソール:サイトマップが「成功しました」になっているか
サイトマップを送信したあと、ステータスを確認してください。「成功しました」と出ていればOK。「取得できませんでした」なら、URLが間違っているか、そもそもサイトマップが生成されていない可能性があります。
サーチコンソール:記事がインデックスされているか
最後にこれ。Googleの検索窓に site:あなたのサイトのURL と入れてみてください。登録されているページが一覧で出てきます。公開した記事がここに出てこないなら、まだGoogleに認識されていないということ。
公開したばかりなら数日かかることもあるので、慌てなくて大丈夫です。ただ、何週間経っても出てこないようなら、設定まわりを疑ったほうがいいかもしれません。
よくあるつまずきポイント
相談を受けていて多いパターンを、いくつか挙げておきます。
自分のアクセスで数字が埋まってしまう
記事を書いたあとに自分で確認しますよね。それも全部カウントされます。特にアクセスが少ないうちは、数字の大半が自分ということも。気になるならIPアドレスを除外する設定ができますが、最初のうちは「ちょっと多めに出ているな」と割り引いて見るくらいでも十分です。
サーチコンソールのデータがなかなか出ない
設定した瞬間からデータが見られるわけではありません。数日から1週間ほどかかるので、翌日に見て空っぽでも故障ではないです。
httpsとhttp、wwwのあり・なしで別サイト扱いになる
サーチコンソールでは、この違いを別物として扱います。登録したURLと実際にアクセスできるURLが食い違っていると、いつまでもデータが入ってきません。地味ですが、つまずきポイントとしてはかなり多いです。
まとめ:最初に整えておくと、あとがラク
GA4もサーチコンソールも、設定してすぐ何かが良くなるわけではありません。むしろ最初のうちは、数字が小さすぎて見るのが憂鬱になるかもしれない。
それでも早めに入れておいたほうがいいのは、さっきも書いたとおり過去にさかのぼってデータを取れないからです。
3ヶ月後に「あの記事、どこから読まれてたんだろう」と思っても、計測していなければ分かりません。逆に入れてさえおけば、勝手にデータは貯まっていきます。
そして数ヶ月後、記事が増えてきた頃にサーチコンソールを開くと、「へえ、こんな言葉で検索されてるのか」という発見が必ずあります。そこからがブログ運営の面白いところだったりするんですよね。
設定が不安なときは
とはいえ、「手順を読んでも自分の画面と違う」「設定したけど合っているか分からない」という状態で止まってしまう方も多いです。
実際、テーマやプラグインの組み合わせによって画面が違うので、記事どおりに進まないことはよくあります。
そこで、GA4とサーチコンソールの初期設定をまとめて代行するサービスをココナラで出品しています。
アカウントの作成から計測タグの設置、サイトマップの登録、そして「ちゃんと計測できているか」の確認まで対応します。
Googleアカウントのパスワードをお預かりすることはありません。
お客様ご自身のアカウントで管理していただき、作業用の権限を一時的に付与していただく形です。設定が終わったら権限は削除していただけます。
「サイトは作ったけど解析ツールは何も入れていない」という状態でも、「設定したけど不安」という状態でも大丈夫です。今の状況をお知らせいただければ、そこから対応します。
▼ GA4・サーチコンソールの初期設定を代行します ▼
もちろん、この記事を見ながらご自身で設定していただくのが一番です。つまずいたときの選択肢として、頭の片隅にでも置いておいてもらえたらと思います。



