ブログを始めて、何記事か書いてみた。でも、誰も読みに来ない。
調べてみたら「キーワード選定が大事」と書いてある。でも読んでみると、検索ボリュームがどうとか、競合分析がどうとか、なんだか難しそうな言葉ばかり。
——大丈夫です。キーワード選定は、ツールも知識も、そんなに要りません。
やることを一言でいうと、「みんなが探していて、まだ誰もちゃんと答えていない場所」を見つけること。
それだけです。
この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、その見つけ方を説明します。
最後には今日そのまま試せる5ステップも用意したので、読み終わったらすぐ動けるはずです。
そもそもキーワード選定って何をすること?

キーワードというのは、読者がGoogleの検索窓に打ち込む言葉のことです。
たとえば、あなたが「クッキーの作り方」という記事を書いたとします。でも読者が実際に検索しているのは「クッキー 簡単 材料3つ」かもしれない。
だとしたら、その記事は見つけてもらえません。
つまりキーワード選定とは、「読者が実際に打ち込んでいる言葉」を先に調べてから、記事を書くこと。
逆に言えば、これをやらずに書くのは、誰も歩いていない道にお店を出すようなものです。
どんなにいい商品を置いても、そもそも人が通らない。
初心者が最初につまずくポイント
ここで多くの人がやってしまうのが、「大きすぎる言葉」を選んでしまうことです。
たとえば「ダイエット」「WordPress」「英会話」。こういう一言のキーワードは、たしかにたくさんの人が検索します。
でも、そのぶん強い相手だらけなんです。
検索結果の1ページ目を見てみてください。大きな企業のサイト、何年も運営されている大手メディア、公式サイト。
始めたばかりの個人ブログが、そこに割り込むのは正直むずかしい。
これはよく、こう例えられます。大通りの一等地に、いきなりお店を出そうとしているようなもの。
家賃も高いし、隣には大企業のビルが並んでいる。勝負になりません。
じゃあどうするか。裏通りの、でも人がちゃんと通る場所を探すんです。
狙うべきは「3語くらいの、細かい悩み」
ここが最大のコツです。ひとことで言うと、言葉を増やして、悩みを細かくしていく。
たとえば、こんな具合です。
「ダイエット」(大きすぎる・強豪だらけ)
↓
「ダイエット 食事」(まだ大きい)
↓
「ダイエット 食事 コンビニ 昼」(ここまで来ると勝負できる)
言葉が増えるほど、検索する人の数は減ります。でも同時に、ライバルも減る。そして何より、その人が何に困っているかがハッキリする。
「ダイエット」で検索する人が何を求めているかは分かりません。
でも「ダイエット 食事 コンビニ 昼」なら、こう想像できますよね。仕事の昼休みに、コンビニで何を買えばいいか迷っている人だ、と。
相手の顔が見えれば、書くべきことも決まります。これが、細かいキーワードを狙う本当の理由です。
ちなみに、こういう「言葉を組み合わせた、検索数は少ないけど具体的なキーワード」を、SEOの世界ではロングテールキーワードと呼びます。
名前は覚えなくていいですが、記事を読んでいると出てくる言葉なので、頭の片隅に置いておいてください。
キーワードの探し方(無料でできます)

では、その「細かい悩み」をどうやって見つけるか。お金をかけずにできる方法を3つ紹介します。
方法1:Googleの検索窓に打ち込んでみる
いちばん手軽なのがこれ。Googleの検索窓に自分のテーマを入れると、その下に候補がずらっと出てきますよね。あれ、実際に多くの人が検索している言葉です。
たとえば「ダイエット 食事」と入れてみると、「ダイエット 食事 メニュー」「ダイエット 食事 コンビニ」などが出てくる。これがそのまま、キーワードの候補になります。
さらに検索結果の一番下にも「関連する検索キーワード」が並んでいます。ここも宝の山です。
方法2:ラッコキーワード(無料)
「ラッコキーワード」という無料ツールを使うと、さっきの候補を一覧でまとめて見られます。ひとつずつGoogleで調べる手間が省けるので、慣れてきたらこちらが早いです。
使い方はシンプルで、テーマの言葉を入れて検索するだけ。何十個もの候補がリストで出てきます。
方法3:実際に検索している人に聞く
意外と見落とされがちですが、Yahoo!知恵袋やSNSで、人が実際に困っていることを眺めるのも有効です。
「〇〇ができなくて困っています」という投稿は、そのまま検索キーワードのヒントになります。ツールの数字には出てこない、生の悩みが見つかることも多いです。
いちばん大事な「勝てるか」の判断
候補が集まったら、次が本番。その中から「自分が勝てそうな場所」を選ぶ作業です。
ここが多くの解説記事で曖昧になっている部分なので、判断のしかたを具体的に書きます。
やることは簡単で、そのキーワードで実際にGoogle検索して、1ページ目を見るだけ。そして、こう判断します。
【◎ 狙い目のサイン】
- 個人のブログがいくつも上位に入っている
- 古い記事(3〜4年前など)が上位にある
- 内容が薄い記事、質問サイトの回答が混ざっている
- 「これなら自分の方が詳しく書ける」と思える
【△ 避けたほうがいいサイン】
- 1ページ目が企業の公式サイトばかり
- 大手メディアや有名サービスが並んでいる
- 国や自治体のサイトが出てくる
- 広告がずらっと並んでいる(お金が動く=競争が激しい)
要するに、「ここに自分の記事が並んでいる姿を想像できるか」。想像できないなら、今のあなたには早い場所です。悔しいですが、そこは避けて、勝てる場所から積み上げるほうが結果的に早い。
ここで大事なのは、避けるのは逃げではないということ。強い場所は、ブログが育ってから戻ってくればいいんです。
あなたの「経験」が最強のキーワードになる
もうひとつ、初心者にこそ伝えたいことがあります。
キーワード選定というと、ツールで数字を眺める作業だと思われがちです。でも実は、あなた自身が困った経験こそ、いちばん強いキーワードになります。
あなたが何かで困って検索したことがあるなら、同じことで困っている人が必ずいます。そしてそのとき「いい記事がなかったな」と感じたなら、そこはまさに空いている場所です。
しかも、実際に体験した人にしか書けない具体的な情報は、大手メディアには書けません。数字の上では小さなキーワードでも、そこで確実に選ばれる記事になります。
ツールで探す前に、まず「自分が最近、何で困ったか」を思い出してみてください。
今日からできる5ステップ
ここまでの話を、そのまま実行できる形にまとめます。1時間もかかりません。
ステップ1:テーマの言葉をひとつ決める
自分のブログで書きたい分野を、2〜3語で書き出します。「副業 ブログ」「一人暮らし 料理」など、ざっくりでOKです。
ステップ2:候補を集める
その言葉をGoogleの検索窓に入れて、下に出てくる候補をメモします。ラッコキーワードを使えば、もっとたくさん集まります。20〜30個も集まれば十分です。
ステップ3:「困っている人の顔」が見えるものを選ぶ
集めた候補の中から、誰がどんな状況で検索しているか想像できるものに印をつけます。想像できないキーワードは、書いても中身がぼやけます。
ステップ4:実際に検索して、1ページ目を見る
印をつけたキーワードで検索し、上のチェックリストで判断します。個人ブログが上位にいれば狙い目、企業サイトばかりなら見送り。
ステップ5:1つ選んで、書く
勝てそうなキーワードをひとつ選んで、記事を書きます。タイトルと、記事の最初のほうに、そのキーワードの言葉をそのまま入れるのを忘れずに。「この記事はこの話ですよ」とGoogleに伝えるためです。
これだけです。難しい分析も、有料ツールも要りません。
最後に:完璧を目指さなくていい
キーワード選定は、慣れれば数分で終わる作業です。でも最初は、選んだキーワードが正解かどうか分からなくて当然。
実際、書いてみないと結果は分かりません。3ヶ月後にGoogle Search Console(無料の分析ツール)を見れば、どのキーワードで人が来たか教えてくれます。そこで初めて「なるほど、こういう言葉で来るのか」と分かるものです。
だから、最初から完璧を狙わなくて大丈夫。まず1記事、勝てそうな場所を選んで書いてみる。それが何よりの練習になります。
今日のステップ1から、さっそく始めてみてください。



