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WordPressが重い…原因の9割は画像です|初心者向けの改善手順

自分のブログを開いたとき、「なんか遅いな」と感じたことはありませんか。

調べてみると、キャッシュがどうとか、Core Web Vitalsがどうとか、専門用語だらけの記事が出てくる。プラグインを勧められても、どれを入れればいいのか分からない。

先に結論を言います。初心者のサイトが遅い原因は、9割がた「画像」です。

難しい設定に手を出す前に、まず画像を見直す。それだけで、体感できるほど速くなることが多いんです。

この記事では、効果が大きい順に、やるべきことを並べていきます。専門用語はできるだけ使わずに説明するので、順番に試してみてください。

なぜ表示速度が大事なのか

本題の前に、なぜ気にする必要があるのかだけ簡単に。

理由は2つあります。

① 読者が待ってくれない
ページが開くまでに時間がかかると、読者は戻ってしまいます。せっかく検索結果からクリックしてもらえても、表示される前に離脱されたら意味がありません。

② 検索順位にも影響する
Googleは表示速度を評価の要素のひとつにしています。速いほうが有利、というわけです。

ただし誤解しないでほしいのは、速ければ上位に行けるわけではないということ。

中身がよくないサイトが、速いだけで評価されることはありません。あくまで「遅いとマイナス」という程度に考えておくのがちょうどいいです。

まずは今の速度を測ってみる

改善の前に、現状を知りましょう。Googleが無料で提供しているPageSpeed Insightsというツールを使います。

使い方は簡単で、サイトのURLを入れて分析ボタンを押すだけ。しばらくすると点数が出ます。

ここで大事な心構えをひとつ。点数に一喜一憂しないでください。

このツールは厳しめに採点するので、有名なサイトでも低い点数が出ることがあります。測るたびに数値が変わることも普通です。

見るべきは点数そのものより、「改善できる項目」として何が挙がっているか。そして多くの場合、そこには画像に関する指摘が並んでいるはずです。

原因1:画像が重い(これが9割)

ここが最重要です。初心者のサイトが遅い理由は、ほぼこれ。

スマホやデジカメで撮った写真は、そのままだと非常に大きなデータです。1枚で3MB、5MBということも珍しくありません。それを何枚も貼れば、当然ページは重くなります。

対処は3つあります。

① サイズを小さくする

ブログに使う画像は、横幅1200ピクセルもあれば十分です。スマホで撮った写真は4000ピクセル以上あることもありますが、そんな大きさで表示されることはありません。

アップロードする前に、リサイズ(サイズ変更)しておきましょう。無料のツールがたくさんあります。

② 圧縮する

サイズを小さくしたうえで、さらにデータ量を減らすのが圧縮です。見た目をほとんど変えずに、容量だけを減らせます。

目安として、1枚あたり100KB〜200KB程度に収まっていれば優秀。1MBを超えているなら、確実に見直す価値があります。

③ 軽い形式に変換する

JPEGやPNGより軽いWebP(ウェッピー)という形式があります。同じ見た目でも容量が小さくなるので、対応しているなら使う価値ありです。

ただ、初心者がいきなりここまでやる必要はありません。まずは①のサイズ変更と②の圧縮だけでも、かなり改善します。

すでにアップした画像はどうする?

「もう何十枚も重い画像をアップしてしまった」という場合。

一括で圧縮してくれるプラグインがあるので、それを使うのが現実的です。

ただし、実行前に必ずバックアップを取ってください。画像を上書きするタイプのものもあるので、失敗すると戻せません。

原因2:プラグインが多すぎる

画像の次に多いのがこれです。

プラグインは、それぞれが動くためにデータを読み込みます。数が増えれば読み込む量も増え、表示が遅くなる。

特に、使っていないのに有効にしたままのプラグインは無駄そのものです。管理画面を開いて、「これ何のために入れたっけ?」というものがないか確認してみてください。

使っていないものは停止して、さらに削除する。それだけで軽くなることがあります。

原因3:サーバーが遅い

意外と見落とされるのがここ。

サーバーとは、あなたのサイトのデータが置いてある場所のこと。ここの性能が低いと、そもそもの反応が遅くなります。

格安のサーバーや、無料のサーバーを使っている場合、ここが原因かもしれません。どんなに画像を軽くしても、サーバーが遅ければ限界があります。

ただ、サーバーの引っ越しは初心者にはハードルが高い作業です。

まずは画像とプラグインを見直して、それでも遅いようなら検討する、という順番でいいと思います。

なお、多くのレンタルサーバーには高速化のための設定が用意されています。管理画面にそれらしい項目がないか、一度見てみてください。契約したまま使っていない機能があるかもしれません。

原因4:テーマが重い

テーマによっては、たくさんの機能を積んでいるぶん重いものがあります。

特に、海外製の多機能なテーマは要注意。デモサイトは華やかですが、そのぶん読み込むデータも多くなりがちです。

ただ、テーマの変更は影響が大きい作業なので、これも後回しでかまいません。他の原因を潰してから考えましょう。

キャッシュについて(少しだけ)

高速化の話で必ず出てくるのが「キャッシュ」です。簡単に説明しておきます。

WordPressは、誰かがページを開くたびに、その場でページを組み立てています。キャッシュとは、一度組み立てたものを保存しておいて、次からはそれを見せる仕組みのこと。毎回作り直さないぶん、速くなります。

お弁当に例えるなら、注文が入るたびに一から作るのではなく、あらかじめ作っておいたものを渡すイメージです。

効果は大きいのですが、初心者には少し注意が必要です。

キャッシュ系のプラグインは、絶対に1つだけにしてください。複数入れると互いに干渉して、表示が崩れたり、記事を更新しても反映されなかったり、エラーが出たりします。これは実際によくあるトラブルです。

また、契約しているサーバー側にキャッシュ機能がある場合も多いので、プラグインを入れる前にサーバーの機能を確認してください。両方使うと、同じ問題が起きます。

正直なところ、画像とプラグインを整理するだけで十分な場合も多いです。キャッシュは「それでも遅いとき」の選択肢だと考えておきましょう。

やらなくていいこと

最後に、初心者が手を出さなくていいことも書いておきます。

点数を100点にすること
PageSpeed Insightsで満点を目指す必要はありません。無理に追い込むと、かえってサイトが壊れることもあります。

難しい設定をいじること
「JavaScriptの遅延読み込み」「CSSの最適化」といった項目が指摘されることがありますが、初心者が手動でやると表示が崩れるリスクがあります。ここは手を出さないのが賢明です。

高速化プラグインを何個も入れること
軽くするために入れたプラグインで、かえって重くなる。よくある本末転倒です。

今日からできる手順

効果の大きい順にまとめます。上から順にやってみてください。

ステップ1:PageSpeed Insightsで今の状態を測る
点数をメモしておきます。あとで比べるためです。

ステップ2:一番アクセスの多い記事の画像を確認する
画像が大きすぎないか、重すぎないか。1枚1MBを超えているようなら、そこが犯人です。

ステップ3:これからアップする画像は、必ず縮小・圧縮する
横幅1200ピクセル程度、容量100〜200KB程度を目安に。これを習慣にするだけで、今後は重くなりません。

ステップ4:使っていないプラグインを削除する
停止しているものも含めて、使わないものは削除します。

ステップ5:サーバーの高速化設定を確認する
管理画面に高速化の項目がないか見てみます。あれば有効にしてみましょう。

ステップ6:もう一度測って、比べる
改善したか確認します。変わっていれば、その方向で続ければOKです。

まとめ:まず画像、それで大体解決する

表示速度の改善というと難しそうですが、初心者がやるべきことはシンプルです。

画像を小さくする。使わないプラグインを消す。サーバーの機能を確認する。この3つで、たいていのサイトは十分速くなります。

それでも遅いなら、そのときキャッシュやサーバー移転を考えればいい。最初から全部やろうとすると、途中で疲れてしまいます。

そして何より、速度改善に時間をかけすぎて、記事を書かなくなるのが一番もったいない。画像の習慣だけ整えたら、あとは書くことに戻りましょう。